共有地の悲劇とは、ギャレット・ハーディンにより発表されたものです。
環境問題を言及する時によく取り上げられます。
集団の中でメンバー全員が協力的な行動をとっていれば、メンバー全員にメリットがあるにも関わらず、それぞれが合理的な判断のもと利己的に行動し、誰にとってもデメリットになってしまうことを示唆しています。
(例)共同の牧草地があります。それぞれの農家は利益を求め、より多くの家畜を放牧しようとします。その結果過剰放牧が起こってしまい、すべての農家が共倒れしてしまいます。
このような状況を共有地の悲劇といいます。地球温暖化も共有地の悲劇ということができます。