脳血管疾患について

  脳血管疾患は、脳血管の異常が原因で起こる脳・神経の疾患の総称です。

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 脳血管疾患で代表的なものは、脳梗塞脳出血くも膜下出血、血管性認知症などです。

 

 日本の脳血管疾患の死亡者数は、悪性腫瘍(がん)、心疾患、肺炎の次になっています。脳血管疾患のなかで特に多いものは脳梗塞です。

 

 65歳以上の脳ドックを行うと脳梗塞まではいかないもののなんらかの脳血管疾患を持っている高齢者は半分にのぼると言われています。

 

 寝たきりの原因として、最も多いのは脳血管疾患で、寝たきりの原因の50%程度を占めています。

 認知症の20~30%は血管性認知症です。

 

 昭和50年頃までは脳血管疾患が日本人の死因の第1位でした。これは、コレステロール値が低く塩分摂取量が高かったためと考えられています。そうなると脳出血が多くなります。

 

 現在では脳出血は減少し、脳梗塞が増加しています。